お風呂ダイエットとは
『お風呂ダイエット』とはきちんと湯船に浸かって体を温めて、基礎代謝をあげることでダイエットする方法です。
お風呂に入って体を温めて汗をかくことで、
脂肪燃焼効果や老廃物を流し、綺麗に痩せることができるダイエット方法です。
お風呂ダイエットの効果・メリット
冷え性の改善
お風呂ダイエット、
お風呂に入り、体を温めることで血液の流れが良くなります。
血液の流れが良くなり、手や足の末端まで循環することで、冷え性の改善効果が期待できます。
冷え性は冬だけでなく、冷房が効いたオフィスや施設などでも起こります。
季節に関係なく、起こりうる冷え性を改善できるのは嬉しいメリットですね。
基礎代謝が上がる
体温が上がると基礎代謝が上がります。
一節では体温が1度上がれば基礎代謝が13%も上がると言われています。
入浴して体温が上がれば、それだけで基礎代謝も上がり、入浴後も数時間は、基礎代謝が高い状態をキープできます。
むくみ解消
入浴して体が温まり、血流が良くなると冷え性も改善されますが、リンパの流れも良くなり、むくみ解消効果も期待できます。
入浴中にマッサージをすれば、相乗効果でよりむくみを解消することができます。
食事前に入ることで食欲抑制効果が期待できる
食事の前にお風呂に入り、血液の循環が良くなることで、消化器官の働きが抑えられます。
消化器官の働きが抑制されると、食欲が自然と抑えられます。
多くの人が夕食で一番カロリーを摂取する傾向があるので、夕食前にお風呂に入ることで自然と食欲が抑えられ、食べ過ぎを防ぐのに有効です。
デトックス効果
入浴には発汗作用があります。
汗は水分と一緒に体内に溜まった余分な塩分や、毒素を排出してくれるので、お風呂に入り汗をかくことで、デトックス効果を期待できます。
お風呂ダイエットのやり方
お風呂ダイエットのやり方の1つに、「高温反復法」という方法があります。
高温反復法
言葉の通り熱いお湯に浸かり、湯船から出てクールダウンして、また熱いお湯に浸かるのを繰り返す方法です。
- かけ湯をした後に、5分ほど肩までしっかりと湯船につかります。
※お湯の温度は42~43度を目安にして下さい - 湯船から出て5分休憩します
- 湯船の中に戻り5分浸かります。
- 湯船から出て5分休憩します。
- 最後に5分湯船に浸かります。
休憩の時間に髪や体を洗いましょう。
また、水分補給をしても構いません。
5分浸かるのが辛い方は無理をせず、短い時間からチャレンジしましょう。
中温半身浴
次にご紹介する「中温半身浴」は、ぬるめのお湯に15分ほど浸かる半身浴です。
- まずかけ湯をします。
- ぬるめのお湯を湯船の半分くらいまで溜めて、胸まで浸からないように15分間入ります。
※温度は38~39度を目安にしてください - 湯船から出て10分休憩します。
- 湯船に戻って、好きな時間だけ浸かります。
休憩時間に髪や体を洗いましょう。
また冬に行う場合は、肩にタオルをかけるなど上半身を冷やさないように工夫してください。
お風呂の中で足上げエクササイズ
湯船に浸かるだけでもダイエットになりますが、湯船の中でエクササイズをすると、よりダイエット効果が高まります。
簡単なエクササイズをご紹介します。
- 湯船の中で足を真っ直ぐに伸ばして、右足と左あしのくるぶしをくっつけます。
- 両手を少し後ろでついて、上半身を支えながら、両足を上げます。
- ゆっくりと上げてゆっくりと下ろします。
お腹の引き締めに効果的なエクササイズです。
回数は自分の体力に合わせて行いましょう。
エクササイズ前後は、しっかり水分補給をしましょう。
お風呂ダイエットの注意点
お風呂ダイエットの前に必ず『水分補給』をしましょう。
水分補給をしっかりする
「高温反復法」や「中温半身浴」などを行う場合は、途中で水分補給もすることをおすすめします。
お風呂ダイエットは汗をかきます。
失った水分を補給しないと、気分が悪くなる可能性や最悪、お風呂の中でのぼせて倒れてしまう可能性もあります。
しっかり水分補給をして、お風呂ダイエットを行いましょう。
無理をしない
お風呂ダイエットのやり方で、
「目安の温度や浸かる時間」をご紹介しましたが、無理をしないことが前提です。
気分が悪くなるなど、体調に変化を感じたら無理をせず、湯船から出てクールダウンして下さい。
また風邪をひいている時など、体調が悪い時は控えましょう。
続けることが大事
ダイエットは『続けること』が大事です。
お風呂ダイエットは、
湯船にお湯を溜めるなどの準備や、入浴時間の確保など、続けるには少し大変な部分もありますが、なるべく毎日続けるようにしましょう。
また、お風呂ダイエットをしているからといって、暴飲暴食をすれば、太ります。
ダイエット中はバランスの良い食事、適度な運動、間食を控えるなど、
体に良い生活を心がけましょう。
塩風呂ダイエットとは?
お風呂ダイエットに似たもので塩風呂ダイエットがあります。
塩風呂ダイエットとは、お風呂に塩を入れて入浴しダイエットするという方法です。
お風呂タイムをダイエット時間にあてられるので、時間を効率良く使うことができるため人気があります。
塩風呂には、様々なメリットがあります。
塩をお風呂に入れて入浴することで、脂肪燃焼効果や発汗作用によるデトックス効果が期待できます。
体内の有害物質が汗によって体外へと排出されるので、お風呂でのデトックスは健康に役立つのです。
有害物質を効率良く排出するには、体を温めてしっかり汗を出すことが大切です。
また、美肌効果もあり便秘解消にも役立つのです。
入浴の効果とは?
入浴には様々な効果が期待できます。
温熱作用による疲労回復効果
皮膚の毛細血管や皮下の血管が広がり、血流が良くなります。
血行が促進されると、体内の廃棄物や乳酸などの疲労物質がより早く排出されて、コリがほぐれ疲れが取れるため回復が早くなるのです。
また、内臓の働きを助け、自律神経をコントロールする作用があります。
腎臓の働きもよくなり、利尿作用がはたらきます。
細胞が活性化して新陳代謝をよくして、免疫力アップも期待できます。
水圧作用による血行促進・冷え性改善効果
足にたまった血液が押し戻され、心臓の働きを活発にして血液の循環を促進します。
血行が促進されると、筋肉の緊張がほぐれ、疲れが取れて睡眠の質も高まります。
また、腹部にかかる水圧が横隔膜を押し上げて肺の容量を減少させるため、空気を補うために呼吸数が増え心肺機能が高まります。
浮力作用によるリラックス効果
お風呂に浸かると、体重は約9分の1程度になります。
普段体重を支えている筋肉や関節は、その役割から開放され、緊張からくる脳への刺激が減少します。
身体の負担が軽減され、心も開放されてゆくのです。
塩風呂ダイエットの美容効果とは?
入浴効果を上げる塩風呂
さらに塩風呂にすることで天然塩に含まれているミネラル成分によって、発汗作用・代謝促進・保湿など入浴効果が高まるのです。
人間の体液は、海水にとほぼ同じである生理的食塩水で一定の濃度を保っています。
濃度バランスを保つ浸透圧の働きで、体液よりも濃度の濃い塩を含んだ湯船につかると身体の水分となる汗が外へ押し出され、塩は汗とともに身体の毒素も吸い取ってくれます。
発汗作用の高まりにより、体内の老廃物を排出し、むくみ解消・デトックス効果・疲労回復が期待できます。
通常の入浴よりも汗の出る時間が4倍程度早くなると言われています。
それにより、さらなる様々な効果が期待できます。
発汗作用
塩には、保温効果があり普通のお湯よりも温かくする力があるため、抹消血管の血流が良くなり、発汗パワーが上がって湯冷めしにくくなります。
汗の量も増え、体にたまった老廃物を排出してくれる作用があります。
美肌効果
発汗作用により、肌のターンオーバーが正常化されます。
肌の一番外側にある表皮細胞は約30日周期で古い角質が自然に剥がれ落ち、新しい細胞に生まれ変わります。
新陳代謝アップにより、サイクルをきちんと機能させ、老廃物をしっかり排出できれば、吹き出物が解消し、肌の透明感もアップします。
また、塩に含まれるミネラルには殺菌作用と抗菌作用があるので、肌を清潔に保ち、ニキビの元となるアクネ菌を溶かす作用があります。
保湿効果
塩の浸透力と塩に含まれるミネラルによる保湿効果で肌がしっとりし、入浴後の乾燥も防いでくれます。
さらに毛穴を引き締め、皮脂づまりや黒ずみをきれいにする効果があります。
デトックス・ダイエット効果
塩に含まれるマグネシウムは、便秘解消に効果のあるミネラルのひとつで、皮膚からも吸収され便秘解消につながります。
さらにしっかり体を温めることにより体内の老廃物を排出することで、新陳代謝、基礎代謝を上げ、消費カロリーも上がってダイエット効果が期待できるのです。
塩風呂ダイエットの入浴方法は?
37~38℃くらいのぬるめのお湯で
熱めのお湯の場合、温まり方も早いですがお風呂上りの体温の下がり方が早く、ぬるめのお湯は体温の上昇は緩やかですが、体温は冷めにくいのです。
精製されていない自然塩の粗塩で
精製された塩にくらべてミネラルを豊富に含んでいます。
某女優さんは漬物用の粗塩を使用されていたそうです。
入れる塩の量は、肌に合わない場合もあるので30~50g位を目安に始めると良いでしょう。
半身浴で15分
半身浴の一番のメリットは、肺や心臓への水圧の負荷が少なく、全身浴に比べ長い時間の入浴に向き、カラダの芯から温まることができます。
ある程度長くお湯に浸かっていることにより、血液循環がよくなり、熱く感じにくい半身浴の方が長い時間入浴できるのです。
下半身に水圧がかかることで、足に滞っている血液を効率よく心臓に戻すことができ、足のむくみや疲れの解消に効果的です。
最後はシャワーで塩分を洗い流しましょう。
さらにダイエットの効果をアップさせるには、塩風呂以外に高温反復浴40~42℃の湯船につかる方法も組み合わせてみましょう。
高温反復浴とは、熱いお湯に出たり入ったりする方法で、1回の入浴は3分と短く、休憩を挟みながら繰り返し入浴します。
ただし高温反復浴はかなり体力を消耗しますので、疲れているときや体力が低下している場合は避けましょう。
塩風呂も高温反復浴も入っている間は大量の汗が出ます。
入浴の前後はもちろん湯船にいる間もこまめに水分補給をするようにしましょう。
塩風呂ダイエットの消費カロリーは?
体重1kg減らすのにどのくらいカロリーを消費すればいいか知っていますか?
その消費カロリーは7000kcalです!
そう考えるとダイエットにとって、入浴のような普段の生活でカロリー消費を積み上げることは大切だと言えそうです。
入浴での消費カロリー計算方法は
体重 × 代謝補正係数 × 入浴時間(分)× 0.0606 (入浴1分間の消費カロリー)
自分に合う代謝補正係数を入れることで、入浴中の消費カロリーを計算することができます。
年齢があがると代謝が下がるため、係数の数値も下がります。
代謝補正係数は
20代女性 0.959
30代女性 0.909
40代女性 0.872
50代女性 0.864
たとえば20代で体重50kgの女性が10分通常の入浴をした場合
50 × 0.959 × 10 × 0.0606 = 29.0577 kcal
60分の入浴で約174kcal消費されます。
散歩60分 約133kcal
ウォーキング60分 約153kcal
ジョギング60分 約398kcal
普段から運動が嫌いで運動不足の人にとっては、ラクしてカロリー消費できる手軽なダイエット法であることがわかります。
塩風呂ダイエットで成功した芸能人は?
- Perfumeあ~ちゃん
- 女優の井川遥さん
が、塩風呂ダイエットで成功したと言われています。
お風呂ダイエット・塩風呂ダイエット体験談
デトックス効果も実感
私は水太りタイプで、夕方になるといつも足がパンパンにむくみます。
私のようなタイプには、発汗作用で代謝アップできる塩風呂ダイエットが良いと健康に詳しい友人からアドバイスをもらったため、その日の夜に早速あら塩をお風呂に入れて入ってみました。
すると、体が温まり、15分もすると汗が滝のように流れてきました。
汗の中には、体に溜まった有害物質も入っているそうなので、塩風呂ダイエットはデトックス効果も期待できます。
毎日続けていたら、むくみが解消され、すっきりとしてきたので今後も続けたいと思います。
代謝が良くなりました
塩風呂ダイエットは友人からおすすめされてやってみました。
血行が良くなって体重が落ちやすくなるだけでなく、デトックス作用で肌も綺麗になると言われ、お試しでやってみたのですが、初めてやってみた次の日からすでに肌への効果が実感できて、すっかりはまってしまいました。
ダイエットの効果も、デトックスで汗をかきやすくなったのか、代謝が良くなって体重が落ちやすくなり、さらにほかの運動と併用することで、抜群の効果を発揮しました。
お風呂ダイエットのまとめ
いかかでしょうか。
身近な存在である『お風呂』を利用したダイエット方法をご紹介しました。
特別な器具や準備をしなくても、
普段から入っているお風呂を利用するので続けやすいと思います。
ダイエットだけでなく冷え性改善や美肌効果、むくみ解消など女性に嬉しい効果がたくさんあるので是非、実践してみてください。